支那社会経済史分析

チャオーチン・ティ 著 ; 佐渡愛三 訳

[目次]

• 標題
• 目次
• 譯序 / 1
• 原序 / 5
• 第一章 基本經濟地帶の槪念及びその治水・土木事業に對する關係 / 3
• (1) 總序 / 3
• (2) 基本經濟地帶の定義 / 6
• (3) 貢納穀物の機能 / 7
• (4) 統一と分裂の經濟的基礎 / 10
• (5) 支那における基本經濟地帶の轉換 / 12
• 第二章 支那における治水及び經濟的地方分權の地理的基礎 / 15
• (1) 黃土と灌漑 / 16
• (2) 肥料としての泥土の價値 / 19
• (3) 「永久農業」の物理的基礎 / 30
• (4) 支那にあける降雨の多樣性 / 32
• (5) 米作と灌漑 / 36
• (6) 「河川の國」 / 36
• (7) 氣候の脈搏と灌漑 / 38
• (8) 地方分立化の地理的基礎 / 39
• 第三章 治水活動の歷史的發展と地理的分布の統計的硏究 / 46
• (1) 材料の出所と性質 / 47
• (2) 資料の解說 / 49
• 第四章 支那國家の經濟的機能としての治水の起原 / 57
• (1) 禹と大洪水の傳說 / 57
• (2) 灌漑の實施と井田法の最初の記錄 / 63
• (3) 孟子についての新しい解釋 / 68
• (4) 「濠と溝」 / 75
• (5) 大規模な治水發展の社會的必要條件 / 76
• (6) 封建的鬪爭の武器としての治水工事 / 79
• (7) 封建支那における人工的水路 / 82
• (8) 最初の大規模灌漑事業 / 83
• (9) 公共的作用としての治水 / 87
• (10) 官僚の治水の任務 / 89
• 第五章 基本經濟地帶としての黃土地帶及び中部黃河流域 / 93
• (1) 秦と鄭國運河 / 94
• (2) 關中と漢の興隆 / 98
• (3) 武帝治下の水運と灌漑 / 100
• (4) 灌漑に關する武帝の布告 / 103
• (5) 洪水の統制と基本經濟地帶 / 104
• (6) 北西部及び淮水流域における灌漑事業 / 106
• (7) 白渠その他の事業 / 108
• (8) 武帝以後における淮河及び漢江の治水事業 / 110
• (9) 洪水統制と河川の開發 / 111
• (10) 河内と後漢朝の基礎 / 114
• (11) 淮水流域における貯水池 / 116
• (12) 兩漢時代の基本經濟地帶 / 117
• 第六章 黃河流域より揚子江沿岸への推移 / 119
• (1) 治水と四川 / 119
• (2) 漢代における揚子江の原始性 / 121
• (3) 三者鼎立抗爭における武器としての治水事業 / 123
• (4) 古戰場としての淮河流域 / 129
• (5) 晉代における揚子江の植民地 / 132
• (6) 南朝における江蘇の治水事業 / 136
• (7) 大運河の先驅者 / 138
• 第七章 揚子江流域の經濟的統治 / 140
• (1) 隋大運河の歷史 / 141
• (2) 隋、唐、宋時代の水系 / 149
• (3) 支那における大規模土木事業の不評判の原因 / 150
• (4) 江南地方に依存した唐朝 / 154
• (5) 唐朝時代の治水事業の興起 / 158
• (6) 北支における治水の等閑 / 160
• (7) 五代時代における揚子江流域の小地區的再分割 / 162
• (8) 南朝時代の湖床地の開拓 / 166
• (9) 社會經濟上の重大問題としての圍田 / 169
• (10) 元の大運河 / 174
• (11) 運河の維持と黃河の洪水統制 / 177
• (12) 海河流域を基本經濟地帶に發展させる試み / 179
• (13) 元、明及び淸朝の下における基本經濟地帶としての揚子江流域 / 183
• (14) 總括的結論-基本經濟地帶の變化性 / 185
• 跋文(ヴヰツトフォーゲル) / 188
• 引用文献目錄 / 191

「国立国会図書館デジタルコレクション」より