梁塵秘抄の世界 : 中世を映す歌謡

植木朝子 著

平安末期に大流行した歌謡、今様とはなにか。熱狂的に今様を愛好した帝王・後白河院の編んだ『梁塵秘抄』の世界は、当時の新たな世相を反映して、極楽往生をとげた極悪人に関心を寄せ、地獄を訪う地蔵を頼む信仰心、都のファッションや新奇なものを追う好奇心、動物や昆虫までも愉快な仲間とみなす童心にあふれていた。現実を明るく謳歌する自由でゆたかな歌謡の世界から、中世の躍動する精神が見えてくる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 『梁塵秘抄』概説(今様の流行と『梁塵秘抄』の成立
  • 撰者・後白河院)
  • 2 『梁塵秘抄』を読む(信仰の世界-堕地獄への諦念・悪人への共感
  • 恋の世界-解釈の多様性・配列の妙
  • 王朝的美意識への反逆-躍動する動植物
  • 都市の賑わい-雑踏する人々・芸能の熱狂)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 梁塵秘抄の世界 : 中世を映す歌謡
著作者等 植木 朝子
書名ヨミ リョウジン ヒショウ ノ セカイ : チュウセイ オ ウツス カヨウ
シリーズ名 梁塵秘抄 459
角川選書 459
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2009.12
ページ数 285p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703459-4
NCID BB00392105
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全国書誌番号
21690714
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言語 日本語
出版国 日本
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