ヴォルテールの世紀 : 精神の自由への軌跡

保苅瑞穂 著

「考える自由は人間の生命です」-絶対王政が崩壊に向かい、革命への予感が兆す一八世紀フランスにあって、ヴォルテールと名乗った男は、そう記した。生涯にわたって文化的に、そして政治的に巨大な存在であり続けたヴォルテールは、古代から同時代に至る文学・思想・芸術の圧倒的な教養を背景に、宗教権力や盲信と闘い、農奴解放のために奔走し、ついにはフランスの僻地フェルネーに共同体を建設する。彼を「ヴォルテール」たらしめたもの、それは「人間の生命」である精神の自由にほかならなかった。本書は、パリを追放され、ベルリンの宮廷に招聘されたヴォルテールがプロシアを離れて以降の後半生を、一万数千通に及ぶ書簡を渉猟しながら克明に描き出す。そこに刻まれた激しくも伸びやかな軌跡は、この世紀のヨーロッパが生み出しえた最良の精神を今日に甦らせる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序にかえて-ヴォルテールの晩年が始まるまで
  • 1 彷徨-祖国を追われて
  • 2 隠棲-ジュネーヴ、交友と反目
  • 3 戦闘-「醜類を踏みつぶせ」
  • 4 父娘-コルネイユ嬢を養女に迎えて
  • 5 寛容-狂信と嵐とカラス事件
  • 6 訣別-ルソーとの確執
  • 7 饗宴-金時計と絹の靴下
  • 8 彫像-生きている長老を称えて
  • 9 解放-革命への序曲
  • 10 帰還-凱旋、栄光、そして死

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ヴォルテールの世紀 : 精神の自由への軌跡
著作者等 保苅 瑞穂
書名ヨミ ヴォルテール ノ セイキ : セイシン ノ ジユウ エノ キセキ
書名別名 Voruteru no seiki
出版元 岩波書店
刊行年月 2009.11
ページ数 471p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-022210-5
NCID BB00253175
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全国書誌番号
21690725
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言語 日本語
出版国 日本
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