自動車事故の裁判例と其批判

水野豊 著

[目次]

  • 標題
  • 目次
  • 緖言 / 1
  • 第一 民事裁判の實例
  • (1) 幼見が自動車の前面で躊躇して居た場合の運轉手の處置=其の處置を誤つたが爲めに損害賠償を命ぜられた裁判の實例 / 2
  • (2) 運轉手の注意義務と被害者の注意義務=過失相殺の實例= / 6
  • (3) 圓太郞の過失で獨逸人を負傷させた慰籍料請求事件=五萬圓の要求に八千圓 / 14
  • (4) 出合ひ頭の衝突は運轉手に責任はない=假令右側を通つても差支ないと云ふ亂暴な裁判= / 21
  • (5) 角筈の小兒轢殺事件の判決覆さる=大審院判決の内容= / 30
  • (6) 人を轢いても損害賠償の責任を問はれなかつた實例=珍らしく寬大な裁判= / 35
  • (7) 小兒を轢き殺して遞信大臣が敗けた事件=轢いたのは秘書官でも責任は大臣= / 42
  • (8) 電車と自動車、どちらを庇ふか=電車ばかりを無責任とするは不公平= / 50
  • (9) 十哩の速力の時、前方二間で停車するか否の問題=二間でに止まらないと云ふ裁判= / 57
  • (10) 不届極まる東京の道路工事=衝突して自動車側が勝つた實例= / 65
  • (11) 十三歲の男兒の足を轢いて六百圓=慰藉料として適當か= / 69
  • (12) 二十四歲の靑年を轢殺して二千五百圓=七千圓の要求減額さる= / 73
  • (13) 貨物自動車に荷主が乘つて電車と衝突=荷主が强いて乘つた場合でも責任を負はされる= / 75
  • (14) 自轉車が避け損なつてオートバイが他人を轢いた事件=オートバイのみに責任を負はすは不當= / 82
  • (15) 車輛主とガレージ經營者との法律上責任の分界(其一)=營業名義や鑑札が營業主にある場合は營業主が責任を負はねばならぬ= / 89
  • (16) 車輛主とガレージ經營者との法律上責任の分界(其二)=ガレージの種類=責任の分岐點=めくら滅法の判決=生きた判例=商標裁判の歸決= / 94
  • (17) 自動車所有者と運轉手の責任の限界=所有者(使用人)は何ふしても責任を免れない= / 101
  • (18) 双方に過失ある場合の新裁判例=被害者に過失があつても二千五百圓の支拂を命ぜられた裁判= / 106
  • (19) 車掌が過失責任を問はれた場合の實例=扉の開いて居るのを知らなかつた車掌は過失の責任がある= / 110
  • (20) 自動車事故に現はれた民事裁判の種々相=之は公平な裁判=踏切番の責任線路内で自動車の修理=自動車と電車の共同責任= / 115
  • (21) 弟が自動車に轢殺された場合兄に慰藉料請求權ありや否やの問題=死際に「殘念々々」と叫んだのは損害賠償請求の意思表示だと云ふ注目すべき裁判= / 120
  • (22) 慰藉料の請求權は相續出來る=特段の意思表示を要せず= / 127
  • 第二 刑事裁判の實例
  • (1) 電車と褶れ逹つた後へ、突然自轉車乘りが現はれた場合=警笛を鳴らさなかつたのが手落= / 132
  • (2) 通行者が避け方を間違つても運轉手の責任=少々酷に失する裁判= / 138
  • (3) 交通機開に對する東京市民の實驗法則と運轉手の注意義務程度=一時間七、八哩の速力は除行か否か= / 143
  • (4) 被害者が狼狽して轢かれた場合=交通政策的に有罪となつた實例= / 153
  • (5) 電車と自動車とで乘客を挾み殺した場合の責任=電車は無責任自動車のみ責任を問はる= / 160
  • (6) 自動車運轉手は後方を警戒する義務ありや否の問題=後方にも注意しなければならぬ= / 167
  • (7) 運轉助手が研究の爲め試運轉を爲したる場合と之を使用する會社の責任=會社にも責任がある= / 175
  • (8) 事故を警察官に届出なかつた場合の運轉手の刑事責任=自動車取締令第二十五條の解釋= / 185
  • (9) 七、八哩の速力は果して除行か否かの問題=除行ではないと云ふ大審院の判決= / 195
  • (10) 自動車事故と停止標準=裁判の不統一暴露= / 202
  • (11) 自動車事故に現はれた裁判の常識化=理窟を拔きにして常識で行く傾向=衝突が上むを得ずして起つた場合の運轉手の責任=十哩位の速力に除行であるか否かの問題=警燈は何時頃から必要かの問題= / 207
  • (12) 自動車事故に對する刑事裁判の種々相=老人の轢殺事件=判決の矛盾=苛酷の裁判= / 215
  • 第三 裁判に對する批評と希望
  • (1) 人を死傷せしめた場合の損害賠償の標準 / 220
  • (2) 自動車事故に對する歸責標準の統一を望む / 225
  • (3) 自動車に關する民事、刑事の裁判の趨勢と私見=被告をして心服せしむる裁判が急務= / 228
  • (4) 自動車事故の裁判に對する希望=自動車知識に通曉せる專門の判檢事を配置して統一ある裁判を望む= / 236
  • 新判例追補
  • (1) 助手と運轉手の責任の分担に關する大審院の新判例=助手の過失が運轉のみの責任となる= / 241
  • (2) 注目すべき新判例三點=從業員の違法行爲が直ちに會社の責任となる=此の場合は運轉手を罰せずして會社を罰する=道路での練習は有罪である / 247

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 自動車事故の裁判例と其批判
著作者等 水野 豊
書名ヨミ ジドウシャ ジコ ノ サイバンレイ ト ソノ ヒハン
出版元 自動車界社
刊行年月 昭和5
ページ数 255p 肖像
大きさ 19cm
NCID BN06657852
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全国書誌番号
46093274
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言語 日本語
出版国 日本
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