小佐田 定雄【作】;ひこね のりお【絵】
「なあ、だんなさん。あんさん方は、大金持ちやそうでんな」「ああ、そうだ、そうだ。ほしいもんがあったら、いってみな。なんだったら、大坂のお城でも、買ってやろうか」弥次さんと喜多さんが、大もりあがりに、もりあがっていると、よこで見ていた、別の芸者さんが、心配そうにささやいた。「けど、おねえちゃん。このお客さん、ほんまに大金持ちやろか?着物のえりのところから、古着屋さんの値札が、出てまっせ」巻の三は、桑名宿から、伊勢、京都、大坂(いまの大阪)まで。小学校中学年から。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ