クリムト金色の交響曲

宮下誠 著

クリムトの画業は素晴らしい。彼はアカデミズムに安住することなく、常に時代の動きに敏感に反応しながら新しい絵画思想を生み出し、実践しつづけた。それは熾烈な戦いでもあったろう。だから、どの作品にも戦いの傷跡と痛々しいまでの絶望と不安が、絢爛豪華な金彩や色鮮やかな多色の背景に、あたかも「透かし」のように寄り添っている。そしてクリムトの装飾的絵画には、個人的にも関係があった同時代の音楽家マーラーの艶麗華美なオーケストレーションと通底するものがある。音楽の精神からのクリムト論、本書はそのように位置づけられるだろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 鳴動する装飾宇宙-はじめに
  • 1 早すぎた栄光と挫折-19世紀の終焉
  • 2 聖なる春-総合芸術という夢
  • 3 東方へのまなざし-黄金装飾のはじまり
  • 4 正方形の風景画-心の自画像
  • 5 生と死を見つめて-精神世界へのまなざし
  • グスタフ・マーラー-世紀末ウィーンを生きた、もうひとりのグスタフ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 クリムト金色の交響曲
著作者等 宮下 誠
書名ヨミ クリムト キンイロ ノ コウキョウキョク
シリーズ名 Shotor museum
出版元 小学館
刊行年月 2009.7
ページ数 127p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-09-606026-1
NCID BA90543109
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全国書誌番号
21624736
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言語 日本語
出版国 日本
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