新藤兼人 著
永井荷風(一八七九‐一九五九)は三十八歳から七十九歳の死の前日まで四十二年間にわたって日記『断腸亭日乗』を書き続けた。本書は『日乗』に「老人の性と生」という視点で自らの老いの心境を読み込みつつ迫る出色の荷風論である。荷風晩年に焦点を合わせ、戦災日記、荷風の女たち、社会を見る目、『〓(ぼく)東綺譚』について、著者独特の読みが展開される。
「BOOKデータベース」より
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