清岡卓行 著
『氷った焔』で鮮烈な愛と死のメタフィジックを提示した詩人は、『日常』以後、次第に現実と生活からの眼差しを重層的に織り込み、生の倫理と美の感性を一体化した孤高な詩的世界を構築してゆく。独特の暖かさと優しさをあわせもつ詩人の、流麗果敢な全詩業を集成。伝説の第一詩集『氷った焔』から『一瞬』まで、生前刊行された全十四冊の詩集に散文掌篇集『夢を植える』『夢のソナチネ』、歿後編集刊行された拾遺詩集『ひさしぶりのバッハ』を収録。
「BOOKデータベース」より
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