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悪妻物語
林房雄 著
[目次]
- 第一話 鍊金物語 / 3
- その一 鍊金術は人間永遠の學であり、松江の富豪黃翁がこれに熱中するといふ話。
- その二 黃翁が母銀生子の術を學ぶために、道士とその美しい妾を自宅に案內するといふ話。
- その三 いよいよ鍊金の祕法が始まり、黃翁と道士が美人問答をするといふ話。
- その四 黃翁が重大な決心をして別莊の庭にしのびこみ、下僕におどろかされて逃げて歸るといふ話。
- その五 五十歲の老翁が二十五歲に若返へり、密室の中で素睛しい鍊金祕術を行ふといふ話。
- その六 白銀は灰となつたが、決して灰にならぬものが後に殘つたといふ話。
- 第二話 禁慾物語 / 39
- その一 何の因果か佛のお弟子。坊主も我慢できなくなれぱ、妻をもらふといふ話。
- その二 寶蓮寺の子寶觀音。一夜泊れば子供ができるといふ話。
- その三 狸和尙と名長官。長官が最後の手段を講ずるといふ話。
- その四 良家の妻女、實は娼妓。種子丸と春意丸の話。
- その五 牢屋の暴動。主謀者は釋迦と孔子らしいといふ話。
- 第三話 變裝物語 / 75
- その一 吳富豪邸內の不思議な尼寺。袁巡察官が藪をつついて蛇を出せなかつたといふ話。
- その二 苗天秀が靑雲の志を立て、都にのぼる舟の中で、怪しい美少年僧にめぐり逢ふといふ話。
- その三 尼僧の身の上話。功德庵の夜每の宴會と恐しい祈禱。取りはづしの出來るらしい牛の角の話。
- その四 開かれた運河をたどり、都に着くといふ話。
- その五 苗天秀の復讐、犬の舌によつて驢馬の物を堀り出すといふ話。
- 第四話 易者物語 / 115
- その一 大道易者が不逞な豫言をして、役人を怒らせるといふ話。
- その二 易者の豫言がどうやら適中しはじめたらしいといふ話。
- その三 二つの結婚が同時に起ると、易者が豫言するといふ話。
- その四 易といふものは、無慈悲で、しかも賴りないものぢやといふ話。
- その五 政治は易の飜譯であり、眞相は常に簡單だといふ話。
- 第五話 惡妻物語 / 147
- その一 晝寢の名人の小役人が、夢の中で蝶々になり、やがて大哲學者になるといふ話。
- その二 墓の土を羽根扇であふぐ女と莊子の奇妙な即興詩の話。
- その三 美靑年の登場と若い未亡人の動搖。男の哲學には御用心といふ話。
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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書名 |
悪妻物語 |
著作者等 |
林 房雄
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書名ヨミ |
アクサイ モノガタリ |
出版元 |
京橋出版社 |
刊行年月 |
1953 |
ページ数 |
180p |
大きさ |
19cm |
NCID |
BA5395149X
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全国書誌番号
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53001898
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言語 |
日本語 |
出版国 |
日本 |
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