トロツキーの挽歌

片島紀男 著

トロツキーの政治的評伝としては、ドイッチャーやプルーエの著作があり、トロツキー自身の自伝もある。本書はこれらとはひと味違う。レーニンと並ぶロシア革命の指導者でありながら、スターリンとの闘いに敗れ、トルコ、ノルウェー、メキシコと世界各地に亡命の地を探しながら、それでも革命への意志を持ち続け、スターリンの手先の凶刃に倒れるまで、その闘いをやめなかった「偉大な男」の生きざまを描いた「挽歌」であり、「オマージュ」である。「革命家としてのトロツキー」だけでなく、二人の娘、二人の息子の命をスターリンによって奪われ、悲しみに沈むトロツキー、情報の不足にいらいらしながら世界情勢を分析し、激動する時代に対して、闘いの方向を示し続けたトロツキー、妻ナタリアと共に多くの同志や友人からの助けを受け、交友を深めたトロツキー、こうした人間としてのトロツキーの晩年を、作者自身のトロツキーに対する限りない敬意と哀惜の念をもって描いている。そして本書はまた、革命の成果を簒奪し、ソ連の崩壊に導いたスターリン体制に対する厳しい告発の書でもある。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • トロツキーの墓参りに
  • 最後の亡命地・メキシコ
  • レーニンの死、そして流刑
  • 査証なき亡命の旅へ
  • デューイ委員会の開催
  • 長男リョーヴァの不可解な死
  • アンドレ・ブルトンとの交流
  • ディエゴ・リヴェラとの決別
  • シケイロス襲撃事件
  • 運命の日、一九四〇年八月二〇日
  • 秘密指令「暗殺者を奪還せよ」
  • 暗殺者の死

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 トロツキーの挽歌
著作者等 片島 紀男
書名ヨミ トロツキー ノ バンカ
書名別名 Torotsuki no banka
出版元 同時代社
刊行年月 2007.10
ページ数 240p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-88683-616-8
NCID BA83445686
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全国書誌番号
21424177
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言語 日本語
出版国 日本
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