おかねと国民生活

美濃部亮吉 著

[目次]

  • もくじ
  • おかねというふしぎなもの-今の世の中は、交換によってなりたっている。おかねは、無数の交換がなめらかにおこなわれるための油のようなものである。 / 3
  • もののねうちをはかる単位-交換は同じねうちのものどうしの間でおこなわれる。だからおかねは、いろいろなもののねうちをはかるものさしであるといってもよい。 / 14
  • お札と硬貨-おかねの形でものを保存し、おかねの形で資本をうごかす。経済生活が進むにしたがって、おかねはさらに広いやくめをはたすようになる。 / 21
  • なぜ金や銀がおかねとなったか-最初のおかねは首かざりや刀や布のようなもので、実用にも使われていた。それが金や銀となり、ニッケルや銅となり、やがて紙幣があらわれる。 / 28
  • 物価をうごかすもとの力-たとえば魚や野菜のように、季節によってねだんのかわるものがある。また景気は物価を左右するが、いずれも需要と供給の関係のためである。 / 42
  • インフレーションと物価-日本では、戦争中と戦後に物価がもうれつにあがり、現在の物価は戦前の三五八倍になっている。これはインフレーションのけっかであった。 / 55
  • おかねと家計-人びとははたらいて収入を得る。収入の種類とその金額はどのくらいかをみよう。人によって、収入に大きなちがいがあることがわかる。 / 68
  • びんぼうと社会保障-みんなが平等に、幸福にくらす権利をもっている。これを実現するのが社会保障制度の目的だが、日本ではまだじゅうぶんに発達していない。 / 85
  • 国の台所、それは財政である-国が仕事をするためにも、おかねが必要である。国の政治や経済が発展するにしたがって、その額はだんだん大きくなってゆく。 / 94
  • 租税のとりかたが問題-四兆三一〇〇億円をどうしてあつめるか。これは国民の生活に直接ひびく大問題である。だから租税のとりかたが財政の中心になるといえよう。 / 106
  • 教育・文化費がふえた-戦争をしない日本では、軍事費は激減した。そして教育や文化のための費用や、困っている人の生活をたすける費用が、しだいにふえてきている。 / 119
  • 国と国とのとりひき-世界に対する国の経済関係は、国際収支によってあらわされる。国際収支が健全かどうかが、その国の経済のバロメーターである。 / 129
  • 輸出と輸入のつりあい-いつまでも輸入超過がつづけば、日本の経済は破産するほかはない。輸出をもっと増加できるかどうかに、日本の繁栄がかかっている。 / 142
  • 特需の収入と外資にたよる国-戦争をさかいにして、国際収支の内容はかわった。本来の貿易収支は赤字となり、いつ断たれるかわからない特需の収入と外国資金の導入だけにたよっている。 / 156
  • 事業につかうおかね-事業をいとなんで利益をえるためには、おかねを資本という形で使わなければならない。こんにちの事業は、株式会社のしくみがおおい。 / 166
  • 大きな企業と小さな企業-経済社会の競争がはげしい。大企業は大きな勢力をふるい、生活や金融などの面で、少数会社の独占という状態がつくられるようになる。 / 176
  • 銀行のもつやくわり-個人や企業からおかねをあつめ、それをまた事業にかしてやるのが銀行のやくめである。銀行のほかにも、いろいろな金融機関がある。 / 188

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 おかねと国民生活
著作者等 美濃部 亮吉
書名ヨミ オカネ ト コクミン セイカツ
シリーズ名 社会科学習シリーズ ; 8
出版元 国土社
刊行年月 昭和43
ページ数 198p
大きさ 22cm
全国書誌番号
45019741
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

Yahoo!ブックマークに登録
この記事をクリップ!
Clip to Evernote
このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想