私たちが日常生活においてコミュニケーションに用いる言葉を「自然言語」という。これに対して、「主語」「述語」「名詞」「助詞」「母音」「子音」「音節」などのような、自然言語を説明するための言葉がある。このような説明のための言葉を「メタ言語」という。本書で「キーワード」として取り上げたものは、固有名詞を除くと、すべて「メタ言語」「メタ日本語」である。従来、この種の事典・辞典は『言語学事典』『国語学辞典』『文法事典』『文法辞典』などと称されてきた。これらは一種の術語・用語の解説書であった。これに対して、本書は、これらの術語・用語は言語の説明のための言語であるというはっきりとした認識のもとに編集、執筆されている。記載事項は、1 見出項目(キーワード)、2 英語解説、3 解説文、4 参考文献、5 執筆担当者名の5項目である。
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