石川忠久 著
陶淵明は唐の詩人の大先輩として王維、孟浩然ら盛唐の自然派詩人たちに大きな影響を与えた。「帰りなんいざ 田園将に蕪れなんとす」「廬を結んで人境に在り」の句や『桃花源の記』などから、酒を愛し、閑適の生活を楽しんだ隠逸詩人、田園詩人ととらえられている。しかし、陶淵明も時代の外に生きたわけではない。残された作品をたどり、その真実の姿を追い、歴史を超えて現代にとどく詩のセンスを探ってみよう。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ