モーツァルト《フィガロの結婚》読解

水林章 [著]

男女の結びつきが家父長制と宗教に縛られ、男性成人のみが家長の資格において政治社会のメンバーと認められた近世身分制社会に、フィガロとスザンナという政治的公共圏の外に追いやられた二人を物語の中心に据えた、フランスの戯曲作家ボーマルシェの『フィガロの結婚』。この作品が胚胎する身分制的・世襲制的な秩序の解体へのエネルギーを、ダ・ポンテの台本とモーツァルトの音楽は、意志的に作られた新しい公共的な世界としての「共和国」への飛翔へと、みごとに解き放ってみせた。その途方もない新しさは、どのような音楽的超琢によって生み出されたのか。リブレットとスコアにつねに立ち戻りながら、戯曲とオペラ両作品の繋がり、そして懸隔を確かめ、オペラ『フィガロの結婚』の魅力と秘密を、詳細かつダイナミックに描いた、類のないテクスト読解。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 プロローグ-どのようにアプローチするのか
  • 2 抗争的世界の創出
  • 3 『フィガロ』の「社会」-身分・アイデンティティ・性
  • 4 女たちの闘い
  • 5 家族の誕生-対立関係の解消
  • 6 暗闇のなかの「共和国」
  • 7 エピローグ-「啓蒙」のテクスト、「啓蒙」のオペラ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 モーツァルト《フィガロの結婚》読解
著作者等 水林 章
書名ヨミ モーツァルト フィガロ ノ ケッコン ドッカイ : クラヤミ ノ ナカ ノ キョウワコク
書名別名 暗闇のなかの共和国

Motsuaruto figaro no kekkon dokkai
出版元 みすず書房
刊行年月 2007.6
ページ数 337p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-622-07299-7
NCID BA82133156
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全国書誌番号
21252486
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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