木ぼりの小人ウイミックたちのもとに、ある朝、不思議なおくりものがとどけられた。大工仕事が大好きなパンチネロには金づち、絵をかくのが好きなルシアには絵筆、パン屋のハンスさんには料理用のスプーン…。それぞれぴったりのおくりものに、みんな大喜び。「でも、いったいだれが、何のために?」そんな時、ウイミック村を旅人の一家が通りかかる。つかれきって立ち往生している旅人を助けるためにいっしょうけんめいのウイミックたちは、今朝とどけられたおくりもののことなど、すっかりわすれてしまっていた…。
「BOOKデータベース」より