貴田庄 著
小津安二郎の映画には独特の世界観がある。それは彼がどんな本を読み、どんな小説家と親交を深めていたかということからも炙り出すことができるだろう。本書は小津の日記や座談会での発言などから、彼が読んだ本や小説家との交流の記録を丹念に拾い出し、若い頃から愛読していた志賀直哉や谷崎潤一郎の小説を原作とする映画をなぜ撮らなかったのかを考える。そこには映画と小説という二つの芸術の関係性が浮かび上がってくる。
「BOOKデータベース」より
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