日本人を<半分>降りる

中島義道 著

注意・挨拶・お願い・告知などのテープ放送や機械音を耳にすると、もう著者は黙っていられない。昼夜を問わず日本全国で繰り広げられる善意の大合唱に、著者の"哲学魂"が炸裂する。無自覚なままに責任を回避し、結局は思考停止の状態に陥っているということが、著者の怒りを激しく誘うのである。肝心のところは変わっていない日本人の感性の質を執拗に抉る、異色の日本論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 音漬け社会(「文化騒音」とは何か
  • 「個人語」と「世間語」 ほか)
  • 第2章 拡大する戦場(音は人を狂気に近づける
  • 音は皮膚のウチに侵入する ほか)
  • 第3章 定型的な言葉の氾濫(標語ノイローゼ
  • 「エレベーターの扉をこじ開けないでください!」 ほか)
  • 第4章 日本人のからだ(からだとしての文化空間
  • 文化空間における図と地 ほか)
  • 第5章 共生は可能か(解決は難しい
  • 思想はいつも現実の前に屈服する ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本人を<半分>降りる
著作者等 中島 義道
書名ヨミ ニホンジン オ ハンブン オリル
書名別名 騒音文化論
シリーズ名 ちくま文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2005.6
ページ数 247p
大きさ 15cm
ISBN 448042105X
NCID BA72183850
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全国書誌番号
20832518
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言語 日本語
出版国 日本
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