竹西寛子 著
戦争下の夏休み、父親といっしょに込み合う列車に乗り込んだ少年は、急な歯痛に襲われ、父に訴える。父は手にしていた祖父譲りの扇子を引き裂き、楊枝代わりにと差し出した…(「蘭」)。日常の何気ない生活のひとこまから浮かび上がる人間存在の深さとかなしさを的確に描いた短篇11作品を収録。
「BOOKデータベース」より
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