二〇世紀精神病理学史

渡辺哲夫 著

言葉、物、思考、行動、感覚、感情の動きかた、自己性と他者性、時間分節-人間を成立させている、これらすべてが"力としての歴史"に依拠している。逆に、ひとたびそれを失えば、人間は"狂気"という名の祝祭に入っていく。二〇世紀的狂気と、それを追尋してきたはずの、精神病理学の失敗の意味と運命、そしてそこで照射されてくる人間の最奥部を問う。衝撃の意欲作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 歴史の概念
  • 失敗した学問
  • 分裂病と"歴史不在"
  • 分裂病中心主義の世紀
  • 病みゆく大衆
  • フロイトの遺言
  • ナチズム-"歴史不在の想起"としての
  • 人間学的不均衡の根源について
  • 「病みゆく」ことへの抵抗
  • "歴史"は病まない、ただ消え去るのみ
  • 「病む」ことの自乗を生きるひとたち
  • 精神病理学の潜勢力
  • 来るべき精神病理学に向けて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 二〇世紀精神病理学史
著作者等 渡辺 哲夫
書名ヨミ ニジッセイキ セイシン ビョウリガクシ
書名別名 二十世紀精神病理学史序説
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2005.1
ページ数 300p
大きさ 15cm
ISBN 448008892X
NCID BA7043770X
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全国書誌番号
20739336
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言語 日本語
出版国 日本
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