フランスの芸術歌曲はドイツのリート(Lied)に対してメロディー(M'elodie)と呼ばれ、19世紀後半に成立しました。本曲集は、メロディーの創始者とされるベルリオーズとその発展に大きな貢献をしたグノーから、フランク、ラロ、ドリーブ、ビゼー、マスネを経てフランス歌曲を確立したこのジャンルの巨匠フォーレ、そしてロマン派音楽から脱却しフォーレの精神を継いでフランス歌曲を発展させたドビュッシーまで、時代を追って選曲しました。音大受験生・声楽科の学生はもとより、広く声楽レスナー・声楽愛好家にも活用できるものです。
「BOOKデータベース」より