下田忠 著
天上の月にロマンを感じ、路傍の小さな花に可憐な恋を託し、梅の枝にさえずる小鳥に心をおどらせ、松の梢をわたる風の声に耳を澄ます。思いやりと優しさとで積極的に生きる姿勢を与えてくれる万葉びとの純朴な心が、人間本来のあるべき姿に立ち返らせる。
「BOOKデータベース」より
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