無法松の影

大月隆寛 著

小説が発表されて以来、映画や歌の題材となり、深く日本人の心に浸透することとなった「無法松」。しかし、あのお馴染みのキャラクターは、戦後の自由と民主主義のもと、変容をとげたものだった。その変容を独得の民俗学的視点で捉え、この国の男らしさをめぐる領域と、リアルな歴史の再生に挑んだ意欲作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 道よぎる雲の影のように-"松のおいちゃん"の方へ
  • 無松法、一九三〇年代の岩下俊作に舞い降りること
  • 岩下俊作、無法松捜しの世間に辟易すること
  • 岩下俊作、細部に至る確かさを重ねること
  • 岩下俊作、「力」を宿す風景に瞠目すること
  • 無法松、異なる近代をとっととっとっ、と駈けること
  • 無法松、民俗調査されて自己疎外の祇園太鼓を打つこと
  • 無法松、異国人の視線を有する森鴎外に説教すること
  • 無松法、さらに桃中軒雲右衛門を乗せて走ること
  • 無法松、さまざまに複製され読み直されてゆくこと
  • 吉岡良子、戦後民主主義にかりそめの自立を獲得したりすること
  • ハナ肇、無法松と化し戦後民主主義を戦車で通りすぎること-無法松の戦後的変貌

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 無法松の影
著作者等 大月 隆寛
書名ヨミ ムホウマツ ノ カゲ
書名別名 Muhomatsu no kage
シリーズ名 文春文庫
出版元 文芸春秋
刊行年月 2003.8
ページ数 354p
大きさ 16cm
ISBN 4167656787
NCID BA63098127
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全国書誌番号
20434862
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言語 日本語
出版国 日本
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