メルロ=ポンティ : 可逆性

鷲田清一 著

手袋を裏返すと、指先の何もなかった空間に裏返された手袋が存在する。つまり手袋の意味は、手袋の表裏が密着した折り返し点に生成している。あらゆる物事は、内と外が接し織りなす、リヴァーシブルな「襞」にしか存在しないのだ-。これがメルロ=ポンティの「可逆性」である。意識でも物体でもない存在として人間をとらえる「両義性」の思考を、両者の相互交流という視点から深めることで到達したこの考え方により、存在論のあらたな地平は切り拓かれた。そして哲学的反省は閉じた系として完結することを禁じられ、現象学のアクチュアリティは無限に拡大する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ 現象学の地平へ
  • 第1章 構造-「行動」の研究
  • 第2章 運動-「身体」の現象学
  • 第3章 スティル-「変換」の現象学
  • 第4章 偏差-「隔たり」の現象学
  • 第5章 可逆性-「肉」の存在論
  • エピローグ 現象学の臨界点

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 メルロ=ポンティ : 可逆性
著作者等 鷲田 清一
書名別名 Maurice Merleau-Ponty
シリーズ名 現代思想の冒険者たちselect
出版元 講談社
刊行年月 2003.7
ページ数 341p
大きさ 19cm
ISBN 4062743566
NCID BA62831397
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全国書誌番号
20444221
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言語 日本語
出版国 日本
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