氷にとじこめられてしまったイルカたちを救うために、ピパルクと村人たちは、昼も夜もけんめいに氷をくだきます。しかし、こおるのがはやくて、イルカたちのいる穴は、みるみる小さくなっていきます。完全にこおって穴がふさがってしまうと、イルカたちは水面に顔をだすことができないので、いきができなくなっておぼれ死んでしまいます。そんなとき、ピパルクはいいことを思いつきました-。『ピパルクとイルカたち』は、じっさいのできごとをもとに書かれた物語で、人びとが氷にとじこめられたシロイルカを救うまでのようすを、くわしくえがいています。
「BOOKデータベース」より