本書では、分子・細胞生物学的側面から人を対象とする疫学研究までにおいて生活環境レベルの電磁界を"人の健康"に関して評価した章と、生活環境レベルからかけ離れた大きさの強い電磁界の生物学的影響を評価した章とが組み合わされた構成となっている。したがって、電磁界を安全性の観点からいわゆる「心配のたね」として見る読者にとっても、また電磁界の「有用性」に興味を持たれる読者にとっても、さらには、磁界の神秘的な側面をもっとよく理解したいと思う読者にとっても興味を引く内容となるように編集した。
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