本書は、現在の「ハイパーテキストシステム」概念に至るまでの歴史・変遷に始まり、その特長を生かしたさまざまなアプリケーション、内部構造の概要、ハードウェアとのインタフェース、インターネットとの相性の良さなどを解説する。また、爆発的に増え続ける情報量の中でのハイパーテキストを使った情報の整理やユーザビリティ、あるいはハイパーテキストの「書き手」としての考え方やツールを説明。最後に将来のマーケット的予測などがなされ、付録の80ページを超えるハイパーテキスト/メディアに関する参考文献は、現場のデザイナーのみならず研究者にとっても価値の高い資料となるだろう。
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