ラカン、フロイトへの回帰 : ラカン入門

フィリップ・ジュリアン 著 ; 向井雅明 訳

従来のラカンの解説書は、ラカン理論として有名になった「鏡像段階」「無意識の言語構造」「対象α」などのテーマのどれかひとつを中心に扱うものがほとんどであった。そのなかで本書はラカンの理論的展開を、ラカンがまだフロイトを完全に受け入れていなかった一九三〇年代から取りあげ、そののちフロイトのすべてのテキストを読み直して、フロイトの理論を全体的に受容する過程を経て、最終的に後期の結び目の理論に至ったラカンの考えを一本の筋の通った一貫性をもったものとして考察しようとする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 フロイトの影(二人でいることの苦しみ
  • わが親愛なる同類、わが鏡 ほか)
  • 第2部 フロイトへの回帰(ラカン的「もの」
  • サンボリックにおける網羅 ほか)
  • 第3部 転移(場所の変更
  • 倫理的問題 ほか)
  • 第4部 レエルの方へ(デカルト的方法
  • 文字的操作 ほか)
  • 第5部 もう一つのイマジネール(イマジネールのなかの穴
  • 三重の穴の想像 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ラカン、フロイトへの回帰 : ラカン入門
著作者等 Julien, Philippe
向井 雅明
ジュリアン フィリップ
書名ヨミ ラカン フロイト エ ノ カイキ : ラカン ニュウモン
書名別名 Le retour à Freud de Jacques Lacan
出版元 誠信書房
刊行年月 2002.5
ページ数 276p
大きさ 22cm
ISBN 4414402921
NCID BA56861597
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全国書誌番号
20293274
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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