戦争と性暴力の比較史へ向けて

上野 千鶴子;蘭 信三;平井 和子【編】

本書は、戦時性暴力における当事者間の関係の連続性(「敵味方・同盟国・占領地・植民地」「強姦・売買春・取引・恋愛・(結婚)・出産」)に注目し、歴史的な文脈のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか、そして文脈の変化によって語りがいかに変容するかを、比較史の視座から分析する。「戦争に性暴力はつきもの」という普遍主義に陥ることなく、また女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定することなく、戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 戦争と性暴力の比較史の視座
  • 第1部 「慰安婦」の語られ方(韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史-記憶と再現をめぐる取り組み
  • 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化
  • 日本軍「慰安婦」制度と性暴力-強制性と合法性をめぐる葛藤
  • 兵士と男性性-「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士)
  • 第2部 語り得ない記憶(セックスというコンタクト・ゾーン-日本占領の経験から
  • 語り出した性暴力被害者-満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く
  • 引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」
  • ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか-強制収容所内売春施設を中心として)
  • 第3部 歴史学への挑戦(性暴力と日本近代歴史学-「出会い」と「出会いそこね」
  • 戦時性暴力被害を聞き取るということ-『黄土の村の性暴力』を手がかりに
  • 戦争と性暴力-語りの正統性をめぐって)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦争と性暴力の比較史へ向けて
著作者等 上野 千鶴子
佐藤 文香
姫岡 とし子
山下 英愛
岡田 泰平
平井 和子
成田 竜一
木下 直子
樋口 恵子
猪股 祐介
茶園 敏美
蘭 信三
書名ヨミ センソウトセイボウリョクノヒカクシヘムケテ
出版元 岩波書店
刊行年月 2018.2.23
ページ数 344,23p
大きさ 19cm(B6)
ISBN 978-4-00-061243-2
NCID BB25637960
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言語 日本語
出版国 日本
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