済州島四・三事件

文京洙 著

かつて、朝鮮半島の南に浮かぶ島・済州島で、一三〇余りの村が焼かれ、およそ三万人の島民が犠牲となる凄惨な事件が起きた。本書は長年タブーとして封印されてきたその実相を解明し、事件の歴史的背景、真相糾明に向けた困難な闘い、そして歴史と真実を恢復し島共同体が再生していく過程を描く。事件七〇周年を期して増補のうえ文庫化。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 済州島とはどんな島か-神話時代から植民地期まで(皐民(海の民)の時代
  • 海の時代から陸の時代へ
  • 植民地時代の済州島)
  • 第2章 四・三事件への道のり(信託統治の挫折
  • 済州島の人民委員会
  • 三・一節事件)
  • 第3章 四・三事件の経緯と殺戮(武装蜂起
  • 阻止された単独選挙
  • 分断国家の下で
  • 焦土化作戦)
  • 第4章 その後の済州島-沈黙の壁を越えて(沈黙と停滞
  • 変わる済州島社会
  • 蘇る済州島
  • 四・三特別法への道)
  • 終章 記憶をめぐる対話に向けて(残された課題
  • 記憶をめぐる戦争)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 済州島四・三事件
著作者等 文 京洙
書名ヨミ サイシュウトウ ヨン サン ジケン : タムナ ノ クニ ノ シ ト サイセイ ノ モノガタリ
書名別名 「島のくに」の死と再生の物語
シリーズ名 学術 377
岩波現代文庫 377
出版元 岩波書店
刊行年月 2018.2
ページ数 258,20p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600377-7
NCID BB25584172
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全国書誌番号
23023913
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言語 日本語
出版国 日本
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