松本清張「隠蔽と暴露」の作家

高橋敏夫 著

社会全体に陰鬱な雰囲気がひろがりつつあるこの時代に、松本清張が再び求められている。本書は清張の表現の核にあった「隠蔽と暴露」の方法をたどる。そして、清張の作品をとおして、わたしたちが日常で感じる社会や国家への「疑い」を称揚し、そこにひそむ秘密を見抜く方法を明らかにする。戦争、明るい戦後、政界、官界、経済界、社会的弱者、宗教など、清張が精力的に描いたテーマは多くあるが、戦後最大の隠蔽装置ともいえる「原子力ムラ」にふみこまなかった清張の謎にも迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 松本清張、人と方法(松本清張とは誰か
  • 「隠蔽と暴露」という方法)
  • 第2部 隠蔽する力に抗う試み(戦争-『球形の荒野』、『半生の記』、『黒地の絵』
  • 明るい戦後-『ゼロの焦点』、『砂の器』、『顔』
  • 政界、官界、経済界-『点と線』、『けものみち』、『黒革の手帖』
  • 普通の日常、勝者の歴史-『或る「小倉日記」伝』、『父系の指』、『無宿人別帳』
  • 暗い恋愛-『天城越え』、『波の塔』、『強き蟻』
  • オキュパイドジャパン-『小説帝銀事件』、『日本の黒い霧』、『深層海流』
  • 神々-『黒い福音』、『昭和史発掘』、『神々の乱心』
  • 原水爆、原子力発電所-『神と野獣の日』、『松本清張カメラ紀行』、「幻の作品」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 松本清張「隠蔽と暴露」の作家
著作者等 高橋 敏夫
書名ヨミ マツモト セイチョウ インペイ ト バクロ ノ サッカ
シリーズ名 集英社新書 0916
出版元 集英社
刊行年月 2018.1
ページ数 253p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-08-721016-3
NCID BB2528000X
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全国書誌番号
23004046
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言語 日本語
出版国 日本
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