草木成仏の思想

末木文美士 著

日本古来の自然観を代表するかのように扱われる「山川草木悉皆成仏」という言葉。しかし、仏典にも日本の古典にも、この言葉は存在していなかったのである-「草木も成仏する」という草木成仏論は、本来の仏教思想ではなく、平安時代の日本の天台僧・安然が、中国天台の著作を大胆に解釈することによって生まれたものであった。現代日本を代表する仏教学者が、安然の思想がどのように生まれたのかを丹念に検証しながら、日本人の自然観や災害観をあらためて考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「山川草木」と「草木国土」(「山川草木悉皆成仏」は間違っている
  • 草木成仏論の前提 ほか)
  • 第2章 草木は自ら発心・成仏するか-安然『斟定草木成仏私記』の世界(『斟定私記』の成立と概観
  • さまざまな草木成仏説 ほか)
  • 第3章 草木成仏説の基礎付け-安然の密教思想と草木成仏(草木成仏論の解決へ向けて
  • すべてを統合する「一即一切」 ほか)
  • 第4章 日本人の自然観と草木成仏(本覚思想とその批判
  • 密教と禅の草木論 ほか)
  • 第5章 自然と災害を考える(災害天罰論再考
  • 日本人の災害観 ほか)
  • 付 現代語訳『斟定草木成仏私記』

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 草木成仏の思想
著作者等 末木 文美士
書名ヨミ ソウモク ジョウブツ ノ シソウ : アンネン ト ニホンジン ノ シゼンカン
書名別名 安然と日本人の自然観

Somoku jobutsu no shiso
シリーズ名 勘定草木成仏私記 ス2-1
サンガ文庫 ス2-1
出版元 さんが
刊行年月 2017.12
ページ数 292p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-86564-107-3
全国書誌番号
22979706
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言語 日本語
出版国 日本
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