泉鏡花

福田清人, 浜野卓也 共編

雪深い北国の優雅な伝統の街金沢に、古典的芸術家の血をうけて生まれた泉鏡花は、若くしていった美しい母への慕情のたゆたいの中で、作家としての詩魂を磨いていった。明治・大正・昭和を通じて、鏡花ほど日本女性の美しさを文学的に結晶させた作家は他にあるまい。それは、女体の妖しい美にひざまずく谷崎潤一郎の享楽主義とも、また、悲しいほどに澄んだまなざしで女性の性情の陰影を繊細に描く川端康成の虚無主義とも違う。それは、人間界に存在する善なるもの、美なるものの象徴として女性を描こうとするロマンチシズムが、流れるような才筆による文体とともに見事に開花したものにほかならない。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 泉鏡花の生涯(北国慕情
  • 絶望と執念と
  • 抵抗するロマンチシズム
  • 苦難の恋
  • 赤まんまの詩)
  • 第2編 作品と解説(夜行巡査
  • 外科室
  • 照葉狂言
  • 高野聖
  • 歌行燈 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 泉鏡花
著作者等 浜野 卓也
福田 清人
書名ヨミ イズミ キョウカ
書名別名 Izumi kyoka
シリーズ名 人と作品
Century Books
出版元 清水書院
刊行年月 2017.9
版表示 新装版
ページ数 198p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-389-40114-6
NCID BB24675330
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全国書誌番号
22940078
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言語 日本語
出版国 日本
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