I なぜユダヤ人を嫌うのか ユダヤ人を嫌うのは自由だろうか-嫌う理由があるのだろうか-ユダヤ人を嫌うのはどういう人々か-凡庸、因習、事大主義-原始的暴力団-責任の無視-悪魔にされるユダヤ人-善玉、惡玉、聖戦-サディズム-殺人犯-人間の条件への恐怖 / p1
II ユダヤ人と「民主主義」 抽象的民主主義の弱味-抽象的人間と具体的ユダヤ人-ユダヤ人の自覚を恐れる「民主主義者」 / p63
III ユダヤ人とはなにか 人間の違いは、その状況と選択による-ユダヤ人の状況、人種、宗教、国家、歴史-状況の一致による共同体-同化を拒絶されたユダヤ人-常に脅かされているユダヤ人-ユダヤ人というレッテル-めくらにされたユダヤ人-歴史を取り上げられたユダヤ人-国賊でない証拠を求められて-不安な生活-正統でないユダヤ人の逃げ道-ユダヤ人の反ユダヤ主義-マゾヒズム、理性主義、批判精神-肉体観-「要領の悪さ」-金欲と功利主義-ユダヤ人の感受性と不安観-正統なユダヤ人-正統になつても問題を残る / p69
IV ユダヤ人問題はわれわれの問題だ 真の敵は反ユダヤ主義者-われわれの目標は具体的な自由主義-反ユダヤ主義の絶滅-反ユダヤ主義は階級闘争の神秘的・ブルジョワ的あらわれ-社会主義革命こそ必要-それまではどうすべきか-反ユダヤ主義に反抗する連盟を-反ユダヤ主義と国家社会主義-ユダヤ人の自由とわれわれの自由 / p177