十字軍の思想

山内進 著

聖地エルサレムを異教徒たちから奪還すべく、中世ヨーロッパで構想された「十字軍」。それは神の名において行なわれる聖なる戦争であり、参加者に救済をもたらすとして、無数の人々を戦いに熱狂させ、ムスリムの大量虐殺をひきおこした。制度としての十字軍は16世紀末に終わりを迎えるが、9.11以降、現代まで続く一連のテロ事件と、それに対する欧米社会の反応は、「十字軍」が決して過去の歴史ではないことを明らかにしている。なぜ「聖戦」は繰り返すのか?対立の根源にあるものとは?十字軍の思想1700年の歴史を辿り、いまなお世界を脅かす確執の構造を解き明かす。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ-よみがえる十字軍?
  • 第1章 主の剣
  • 第2章 「神がそれを望み給う」
  • 第3章 十字軍、北へ-新しいマカバイ
  • 第4章 神の鞭・悪魔の僕・ピューリタニズム
  • 第5章 "新しいイスラエル"アメリカ
  • 第6章 近代の十字軍思想
  • エピローグ-『レフトビハインド』について
  • 補章 記憶と認識-「十字軍」はテロリズムを正当化するか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 十字軍の思想
著作者等 山内 進
書名ヨミ ジュウジグン ノ シソウ
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ヤ27-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.3
版表示 増補
ページ数 266p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09784-2
NCID BB23255420
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全国書誌番号
22892272
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言語 日本語
出版国 日本
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