中本研究

鈴木圭一 著

現在では別々のジャンルと考えられている「滑稽本」「人情本」は、江戸時代、「中本」と呼ばれていた。書型が美濃半裁、すなわち中本である。「滑稽本」「人情本」を「中本」という視点から捉え直し、近代以降の理解とは異なった江戸時代の文学の姿を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 中本(中本について
  • 瀧亭鯉丈の『浮世床』)
  • 第2章 滑稽本(『栗毛後駿足』から『花暦八笑人』へ-江戸周辺の膝栗毛物との関わり
  • 『花暦八笑人』早印本 ほか)
  • 第3章 人情本(総論)(人情本の型
  • 写本『江戸紫』諸本考)
  • 第4章 人情本の各論(板本)(春水初期人情本『貞烈竹の節談』考-畠山裁きを中心に
  • 文政十三年涌泉堂美濃屋甚三郎板『明烏後正夢』 ほか)
  • 第5章 人情本の各論(写本)(『珍説恋の早稲田』と『梛の二葉』-実録を底本とした人情本
  • 写本『古実今物語』・『当世操車』考 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中本研究
著作者等 鈴木 圭一
書名ヨミ チュウホン ケンキュウ : コッケイボン ト ニンジョウボン オ トラエル
書名別名 滑稽本と人情本を捉える
出版元 笠間書院
刊行年月 2017.2
ページ数 472,14p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-305-70831-1
NCID BB23250992
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22868021
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想