中世の声と文字

大隅和雄 著

本書が扱うのは、親鸞聖人の手紙や『平家物語』などの「声の記録」だ。その当時、文字を知らない大多数の民衆には「声」によって文化や思想が伝えられていた。親鸞聖人が遠隔地の弟子に向けて語りかけるように書いた、情感溢れる手紙を読み解き、当時の知識人と民衆の関係性を鮮やかに描き出す。また、同時期に成立した『平家物語』にも触れ、「声」が「文字」として書き留められることで成立した中世文化の誕生の背景を解き明かす。日本中世史学の泰斗による、研究の集大成となる一冊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • まえがき-中世を体現する本
  • 第1章 親鸞の著述
  • 第2章 中世の手紙
  • 第3章 世の移り行きを書く
  • 第4章 平家の物語
  • あとがき-中世の声と文字

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中世の声と文字
著作者等 大隅 和雄
書名ヨミ チュウセイ ノ コエ ト モジ : シンラン ノ テガミ ト ヘイケ モノガタリ
書名別名 親鸞の手紙と『平家物語』
シリーズ名 シリーズ〈本と日本史〉 3
集英社新書 3
出版元 集英社
刊行年月 2017.1
ページ数 187p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-08-720864-1
NCID BB22850349
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22845331
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言語 日本語
出版国 日本
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