死を想え『九相詩』と『一休骸骨』

今西祐一郎 著

日本の物語は、歌は、死をどのように描いたか。『源氏物語』が初めて人の死をくわしく語ったあと、中世には、屍の変容を凝視する『九相詩』が、近世には、骸骨たちが睦みあい、病み、死に、葬られる、ユーモラスな版本『一休骸骨』が知られる。そこに生きているのは、日本人のどんな死生観であるのか。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 死を語る(『源氏物語』の死
  • 蝉の殻)
  • 2 醜悪な死(『今昔物語集』
  • 不浄観
  • 谷崎潤一郎が描く不浄観)
  • 3 『九相詩』(腐敗する屍
  • 『九相詩』の盛行
  • 『九相詩』とキリシタン
  • キリシタン版『倭漢朗詠集』
  • 版本『九相詩』にない歌
  • 奈良絵風『九相詩』
  • 「生前相」のある『九相詩』)
  • 4 『一休骸骨』(宴に興じる骸骨
  • 死ぬ骸骨
  • 『一休骸骨』の成立)
  • 5 『九相詩』と『一休骸骨』の合体(『九相詩』の利用
  • 現代の『一休骸骨』)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 死を想え『九相詩』と『一休骸骨』
著作者等 今西 祐一郎
書名ヨミ シ オ オモエ クソウシ ト イッキュウ ガイコツ
シリーズ名 ブックレット〈書物をひらく〉 1
出版元 平凡社
刊行年月 2016.12
ページ数 87p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-582-36441-5
NCID BB22783536
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全国書誌番号
22836120
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言語 日本語
出版国 日本
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