生命と科学技術の倫理学

森下直貴 編

あらゆるものごとを平準化する「デジタル化」の中で、人間の身体・脳・心や社会のしくみがいま大きく変容しつつある。「国民の欲望」の自己統治、新たな共同関係の創出、リスクをめぐる正義の対立の調整、人間観・存在観の再構築。これらの課題群に対して、健康とエンハンスメント、脳と人格の改造、動物とロボットの境界、リスク言説と研究規制の根拠等を論じながら、システム倫理学の視点から大胆な解法を提示する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 科学技術の倫理学への導入
  • 予防医学の最高段階としての「先制医療」
  • 新しい健康概念と医療観の転換
  • スポーツを手がかりに考えるエンハンスメント
  • モラル・バイオエンハンスメント批判-「モラル向上のために脳に介入すること」をめぐって
  • 反社会性パーソナリティ障害者と自由意志
  • 犯罪者の治療的改造
  • 動物に対するエンハンスメント-その是非をめぐる考察
  • 欲望の中のヒューマノイド
  • リスクをめぐる対立構図-「リスク論言説」とその批判的検討
  • 「全能性」倫理基準の定義をめぐって-再生医療とくにiPS細胞研究の場合
  • 研究等倫理審査委員会の位置と使命
  • 三つの基本課題に対する理論モデルの提唱

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 生命と科学技術の倫理学
著作者等 三谷 竜彦
久保田 進一
倉持 武
大林 雅之
村岡 潔
松田 純
森下 直貴
稲垣 惠一
粟屋 剛
美馬 達哉
霜田 求
書名ヨミ セイメイ ト カガク ギジュツ ノ リンリガク : デジタル ジダイ ノ シンタイ ノウ ココロ シャカイ
書名別名 デジタル時代の身体・脳・心・社会
出版元 丸善
刊行年月 2016.1
ページ数 262p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-621-30017-6
NCID BB20556012
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全国書誌番号
22703178
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言語 日本語
出版国 日本

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