史的唯幻論で読む世界史

岸田秀 [著]

古代ギリシアは黒人の文明であり、古代インド文明を築いたとされるアーリア人は存在しなかった-。ヨーロッパが語る白人中心主義の歴史観が彼らの誇りを支え、今なお世界を覆っている欺瞞と危うさを鮮やかに剔抉、その思想がいかにして成立・発展したかを大胆に描き出す。史的唯幻論が、白人によって作りあげられた「幻想の世界史」を鋭く告発する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 差別が人種を生んだ
  • 古代エジプト人は黒人だったのか
  • 『黒いアテナ再考』を読む
  • 唯幻史観と『黒いアテナ』
  • ギリシアをつくったのはエジプトか
  • ヨーロッパ文明は人類最高の文明!?
  • 屈辱の連鎖としての歴史
  • ヨーロッパ製世界史の欺瞞
  • 唯幻史観と「科学的」歴史
  • 日本兵と唯幻史観
  • 人種差別主義と反ユダヤ主義
  • 白人とアーリア人

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 史的唯幻論で読む世界史
著作者等 岸田 秀
書名ヨミ シテキ ユイゲンロン デ ヨム セカイシ
シリーズ名 講談社学術文庫 2343
出版元 講談社
刊行年月 2016.1
ページ数 282p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292343-9
NCID BB20375561
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全国書誌番号
22678247
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言語 日本語
出版国 日本
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