史的唯物論の再構成

ユルゲン・ハーバーマス 著 ; 清水多吉 監訳 ; 朝倉輝一 ほか訳

現代の危機と討議的意思形成の論理。労働と相互行為の両概念を踏まえた視点から、マルクス主義の理論的萌芽とポテンシャルを組み立て直す試み。パーソンズ、ルーマンを批判・検討し、史的唯物論の進化論的・システム論的転回を果たした本書は、「コミュニケーション的行為の理論」形成期の思想的営為を示す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 哲学的展望(序論-史的唯物論と規範構造の発展
  • マルクス主義における哲学の役割)
  • 2 自己同一性(道徳の発達と自我同一性
  • 複合的な社会は理性的自己同一性を形成しうるか)
  • 3 進化(社会学における諸理論の比較のために-進化論の例に即して
  • 史的唯物論の再構成に向けて
  • 歴史と進化
  • 近代法の進化的位置価についての考察-研究所内ゼミナールによせて)
  • 4 正統化(近代国家における正統化の諸問題
  • 今日における危機とは何であるか-晩期資本主義における正統化の諸問題
  • 正統化概念のためのキーワード-一つの返答
  • 実践的討議に対する二つの補註-パウル・ロレンツェンの六十歳の誕生日に)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 史的唯物論の再構成
著作者等 Habermas, Jürgen
朝倉 輝一
清水 多吉
Harbermas J¨urgen
ハーバーマス ユルゲン
書名ヨミ シテキ ユイブツロン ノ サイコウセイ
書名別名 Zur Rekonstruktion des historischen Materialismus
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス 678
出版元 法政大学出版局
刊行年月 2000.10
ページ数 426, 3p
大きさ 20cm
ISBN 4588006789
NCID BA48768880
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全国書誌番号
20140483
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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