『図書』のメディア史

佐藤卓己 著

戦中戦後に一時の中断をはさむとはいえ、一九三六年の『岩波書店新刊』発刊から七九年、一九四九年の再刊後、八〇〇号を数える岩波書店の雑誌『図書』。その「旗艦的」機関誌であると同時に「読書家の雑誌」を称するPR誌には、激動の時代を生きた著者や数多くの読者の、書物と向き合った悦びと苦悩が刻まれている。「岩波文化」の変容をとおして、読書空間の現代を照らし出すメディア史の快作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「種蒔く人」の教養メディア
  • 第1章 「岩波文化」ブランドの成立
  • 第2章 戦時期『図書』の公共性
  • 第3章 「戦後啓蒙」の教養主義
  • 第4章 文化講演会の時代
  • 第5章 一億総中流社会の教養
  • 第6章 情報消費社会の書物
  • 終章 デジタル時代の読書家へ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 『図書』のメディア史
著作者等 佐藤 卓己
書名ヨミ トショ ノ メディアシ : キョウヨウ シュギ ノ コウホウ センリャク
書名別名 「教養主義」の広報戦略
シリーズ名 図書 (雑誌)
出版元 岩波書店
刊行年月 2015.10
ページ数 325p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-00-061074-2
NCID BB19885152
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全国書誌番号
22664406
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言語 日本語
出版国 日本
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