芸術論のための断片  1

寺田侑 著

いま、芸術はどこにあるのか?ただただ芸術論をめぐる迷妄を明らかにすることを目指して。今日、芸術論を検討することは、見たり聞いたりするだけでなく、作家にとって必須のことである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • いくつかの名文から考える"感性論"への手がかり-小林秀雄、リルケ、ルナール、デュアメル
  • ある芸術イデオロギー"グレコマニー"の生と死-カール・マルクス、ヴィンケルマン、エーゴン・フリーデル
  • なぜ多くのアーティストは貧乏なのだろうか-『金と芸術』オランダの場合から考える
  • ボヘミアニズムという幻想はなぜ生まれたのか-「芸術家伝説」のルーツ
  • "風景論"から"風景画論"はどのように架橋されたのだろうか-現象から"知"は組み立てられた
  • 印象派の「感覚」はルネサンス以来の美学を転換した-モネ、ピサロ、カンディンスキー
  • 抽象芸術をめぐる半世紀前の価値ある論考-ベン・シャーンの50年前の言説
  • 「感動」のありかの追求-中井正一の真摯で苦悩に充ちた闘い
  • 「キッチュ論」は前進するのか-石子順造のの未完の思考への挑戦
  • 「このろくでもないすばらしい世界」を撮りつづける映画作家-現代の魯迅=賈樟柯
  • 「警戒心に富んだ」文章を書くという陥りやすい蹉跌-知識を集約しただけでは感動は生まれない
  • 政治学者はなぜ「ダイアン・アーバスの写真」を書いたのか?-藤田省三の示唆

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 芸術論のための断片
著作者等 寺田 侑
書名ヨミ ゲイジュツロン ノ タメ ノ ダンペン
巻冊次 1
出版元 冬青社
刊行年月 2015.8
ページ数 246p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-88773-166-0
NCID BB19551689
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全国書誌番号
22632444
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言語 日本語
出版国 日本
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