本書は、広く読まれた『心の習慣』の、いわば「続編」にあたる。前著では現代社会の個人主義がミーイズムとほぼ同義に堕していることが指摘され、それに対して責任ある政治的・倫理的実践をともなう「個人」のヴィジョンが示された。では、そうした善き意思をもつ「個人」が生きられる「社会」を築くには、どうすればよいか?それが本書のテーマである。著者たちは、われわれが共同生活をいとなむうえで築いた行動様式の型-社会学者のいう「制度」をキーワードに、具体的な考察を進める。政治・経済はもとより教育や宗教、そして環境問題に言及し、もろもろの「制度」を再構築する方向を示唆し、提言する。
「BOOKデータベース」より
相互依存的な現代世界において、ともに生き生かされるためには、どのように考え行動すべきか?インタビューをまじえた具体的な考察から、個人を支える場としての"制度"のあり方を提言する。続『心の習慣』。
「BOOKデータベース」より