20世紀中ごろ、アメリカ南部の町モントゴメリでは、黒人は白人といっしょにバスに座れなかった。そんな中、勇気ある黒人女性、ローザ・パークスは、白人の席に座って逮捕された。これに抗議して、モントゴメリの黒人たちはバスに乗らないことにした。300年前からつづく黒人差別の歴史を変えるために…。バスのボイコット運動を指導したのは、若き日のキング牧師だ。その後、キング牧師が凶弾に倒れても、黒人たちは戦いつづけた。2008年、バラク・オバマというアメリカ初の有色人種の大統領が誕生するが、その裏にはこうした黒人たちの戦いの歴史があったのだ。
「BOOKデータベース」より