「歴史認識」とは何か

大沼保昭 著 ; 江川紹子 聞き手

日中・日韓関係を極端に悪化させる歴史認識問題。なぜ過去をめぐる認識に違いが生じるのか、一致させることはできないのか。本書では、韓国併合、満洲事変から、東京裁判、日韓基本条約と日中国交正常化、慰安婦問題に至るまで、歴史的事実が歴史認識問題に転化する経緯、背景を具体的に検証。あわせて、英仏など欧米諸国が果たしていない植民地支配責任を提起し、日本の取り組みが先駆となることを指摘する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 東京裁判-国際社会の「裁き」と日本の受け止め方(ニュルンベルク裁判と東京裁判
  • 「勝者の裁き」と「アジアの不在」 ほか)
  • 第2章 サンフランシスコ平和条約と日韓・日中の「正常化」-戦争と植民地支配の「後始末」(サンフランシスコ平和条約とは何か
  • 寛大だった連合国との講和 ほか)
  • 第3章 戦争責任と戦後責任(「敗戦責任」から「戦争責任」へ
  • 被害者意識と加害者認識 ほか)
  • 第4章 慰安婦問題と新たな状況-一九九〇年代から二十一世紀(なぜ慰安婦問だけが注目されるのか
  • 慰安婦問題は日韓問題? ほか)
  • 第5章 二十一世紀世界と「歴史認識」(十九世紀までの戦争観と植民地観
  • 第一次世界大戦と戦争の違法化 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「歴史認識」とは何か
著作者等 大沼 保昭
江川 紹子
書名ヨミ レキシ ニンシキ トワ ナニカ : タイリツ ノ コウズ オ コエテ
書名別名 対立の構図を超えて
シリーズ名 中公新書 2332
出版元 中央公論新社
刊行年月 2015.7
ページ数 254p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102332-2
NCID BB1912907X
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全国書誌番号
22625015
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言語 日本語
出版国 日本
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