初期ライプニッツにおける信仰と理性

町田一 訳著

ライプニッツ(1646‐1716)の初期作品である『カトリック論証』の翻訳と懇切な注解、そして本書の成立と思想的特徴の考察を通して、成熟期におけるモナド論などライプニッツ固有の思想における本書の位置づけを明らかにした初の本格的業績である。「信仰と理性」の葛藤、緊迫、拮抗を通して、一なる実体における三つのペルソナという三位一体の神学が、「一における多」としてのモナドに類比的に関わる背景が明らかになる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 『カトリック論証』の成立とその思想的展望(『カトリック論証』の成立
  • 『カトリック論証』における思想的展望)
  • 第2部 『カトリック論証』注解(無神論者に対する自然の告白
  • カトリック論証の一覧
  • 聖体の神秘の可能性の論証
  • ウィソワティウスに対する三位一体の擁護
  • 三位一体の神と受肉に対するダニエル・ツヴィッカーの異論論駁
  • 神の受肉について、ないし位格的結合について
  • 神の恩寵の可能性について
  • 神の全能と全治そして人間の自由について
  • ローマ教会の統一について
  • 聖書解釈論争の審判者についての小論)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 初期ライプニッツにおける信仰と理性
著作者等 町田 一
書名ヨミ ショキ ライプニッツ ニ オケル シンコウ ト リセイ : カトリック ロンショウ チュウカイ
書名別名 『カトリック論証』注解
出版元 知泉書館
刊行年月 2015.4
ページ数 387p
大きさ 23cm
ISBN 978-4-86285-209-0
NCID BB18615899
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全国書誌番号
22661286
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言語 日本語
出版国 日本
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