多数決を疑う

坂井豊貴 著

選挙の仕組みに難点が見えてくるとき、統治の根幹が揺らぎはじめる。選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのか?本書では社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方について考える。多数決に代わるルールは、果たしてあるのだろうか。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 多数決からの脱却(多数決を見つめ直す
  • ボルダルール
  • 実用例
  • 是認投票)
  • 第2章 代替案を絞り込む(コンドルセの挑戦
  • データの統計的処理
  • さまざまな集約ルール)
  • 第3章 正しい判断は可能か(真実の判定
  • 『社会契約論』における投票
  • 代表民主制)
  • 第4章 可能性の境界へ(中位投票者定理
  • アローの不可能性定理
  • 実証政治理論
  • 最適な改憲ハードルの計算)
  • 第5章 民主的ルートの強化(立法と執行、主権者と政府
  • 小平市の都道328号線問題
  • 公共財供給メカニズムの設計)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 多数決を疑う
著作者等 坂井 豊貴
書名ヨミ タスウケツ オ ウタガウ : シャカイテキ センタク リロン トワ ナニカ
書名別名 社会的選択理論とは何か
シリーズ名 岩波新書 新赤版 1541
出版元 岩波書店
刊行年月 2015.4
ページ数 180p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431541-4
NCID BB18458065
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全国書誌番号
22564909
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言語 日本語
出版国 日本
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