マーシャル諸島

竹峰誠一郎 著

避難・除染・再居住の問題、暮らし・文化・心への影響、健康被害、人体実験疑惑…ビキニ環礁、エニウェトク環礁。かつて30年にわたり日本領であったマーシャル諸島では、日本の敗戦直後から米国の核実験が67回もくり返された。長年の聞き書き調査で得られた現地の多様な声と、機密解除された米公文書をていねいに読み解き、不可視化された核被害の実態と人びとの歩みを追う。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「核の遊び場」とされた太平洋諸島はいま(グローバルヒバクシャの射程
  • マーシャル諸島の概要
  • マーシャル諸島の米核実験 ほか)
  • 第1章 終わりなき核被害(「美しい景色」
  • 「核の難民」として生きる
  • 「No Place Like Home」 ほか)
  • 第2章 核被害"非認定"の地域-「視野の外」に置かれたアイルックの人びと(「わたしも被爆した」
  • 「あの時」の証言
  • 被爆を把握した米当局と視えなかった住民 ほか)
  • 第3章 核実験場に選ばれた土地-「核の難民」となったビキニとエニウェトクの人びと(「なぜ、アメリカ人はここに来て実験をするのか」
  • ビキニで実施された第二次大戦後初の核実験 ほか)
  • 第4章 核実験反対の声と米政府の対応-核実験をめぐるもう一つの攻防(原水爆禁止を求める声
  • 引きに水爆実験「ブラボー」
  • 放射能を可視化した第五福竜丸 ほか)
  • 第5章 被曝を生き抜く-追跡調査の対象とされたロンゲラップとウトリックの人びと(「人生を永久に変えた」
  • 水爆実験ブラボーの体験:米軍基地への収容 ほか)
  • 終章 「視えない」核被害-実態にどう迫るのか(可視化装置としての「グローバルヒバクシャ」:視えない核被害
  • マクロの観点からのアプローチ ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 マーシャル諸島
著作者等 竹峰 誠一郎
書名ヨミ マーシャル ショトウ : オワリ ナキ カク ヒガイ オ イキル
書名別名 終わりなき核被害を生きる
出版元 新泉社
刊行年月 2015.3
ページ数 443,11p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7877-1411-4
NCID BB1815367X
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全国書誌番号
22546552
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言語 日本語
出版国 日本
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