出来事としての文学 : 時間錯誤の構造

小林康夫 著

突然の「場の出現」=出来事。その「場」を創造する文学では、複数の時間が矛盾・対立・交錯する、時間錯誤を通じて、価値転倒がひき起こされる-。斬新な論理と技法を駆使した作品読解が人間存在の本質に迫り、その先の可能性を探る。同名の単行本に、大幅な追加を施した刺激的な文学論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • モノという出来事・桃山の裾を廻ってゆく-川端康成「骨拾い」ほか
  • 夢の行為と出来事・涙と露-夏目漱石「夢十夜」(第一夜)
  • テクストの天邪鬼・篝火と蹄-夏目漱石「夢十夜」(第五夜)
  • 日付の時間錯誤・歴史と無の円環-三島由紀夫『豊饒の海』
  • 断言装置としてのテクスト・救いの不可能性と「ただ」-坂口安吾『白痴』ほか
  • イメージのトポロジー・戦争のヴィジョンと同時代性-村上龍『海の向こうで戦争が始まる』
  • 不発のスキャンダル・誠実と自己欺瞞-大江健三郎『人生の親戚』
  • エクリチュールの出来事・遭難と災厄-古井由吉『楽天記』・平出隆『左手日記例言』
  • 父の不在・父の名-夢の光学・閃光のような父の"署名"-平出隆『若い整骨師の肖像』・『家の緑閃光』
  • イメージと力・水の性愛・水の苦痛-松浦寿輝『冬の本』・朝吹亮二『opus』〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 出来事としての文学 : 時間錯誤の構造
著作者等 小林 康夫
書名ヨミ デキゴト ト シテノ ブンガク : ジカン サクゴ ノ コウゾウ
書名別名 Dekigoto to shiteno bungaku
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 2000.4
ページ数 353p
大きさ 15cm
ISBN 4061594273
NCID BA46127499
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全国書誌番号
20063055
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言語 日本語
出版国 日本
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