森下徹 著
近世の職人や「労働者」のあり方の究明は、賃労働形成史のうえからも積極的な意味を持つ。身分的周縁という方法的視座から、大坂や京都、萩・尾道・対馬・盛岡などに見える日用・仲仕や種々の技能労働を分析。とくにその共同性に注目しながら各地における個性的な姿を描き出し、地域の構成要素としての労働社会の実像を浮き彫りにする注目の書。
「BOOKデータベース」より
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